西城寺花蓮はくすりと微笑んだ。
もちろん、西城寺花蓮も笑ったりリラックスすることを否定するわけではない。

嫌いだったのは、笑顔が善い、とそう素朴に信じる人間の観察眼の低さだったのだ。

心理学者。笑顔。公権力。嘲笑や示威。

つまり西城寺花蓮はそれだけ、人間をより広い射程で見ていた。そして人間がもちうる、射程の広さを理解出来ないタイプの人間に対しては敵愾心を隠さなかったのだ。
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