鳴る星の彼方
「ふーん……そうなんだ?」
山岸さんは私を睨みつけると、朝倉くんから離れて「じゃあまたあとでね」と声をかけてどこかへ行ってしまった。
ふー……と息を吐く朝倉くんに、無意識に言葉が零れた。
「……国語の、」
「んー?」
「国語の、宿題……終わったんじゃなかったの?」
「あー……あれは、山岸さんにちょっと嘘吐いた」
朝倉くんはいたずらっ子のように笑うと、
「内緒、ね?」
人差し指を唇に当てた。
その横顔が窓から射し込む太陽に照らされて、キラキラと輝いて見えた。
私はまた、黙って頷く。
山岸さんは私を睨みつけると、朝倉くんから離れて「じゃあまたあとでね」と声をかけてどこかへ行ってしまった。
ふー……と息を吐く朝倉くんに、無意識に言葉が零れた。
「……国語の、」
「んー?」
「国語の、宿題……終わったんじゃなかったの?」
「あー……あれは、山岸さんにちょっと嘘吐いた」
朝倉くんはいたずらっ子のように笑うと、
「内緒、ね?」
人差し指を唇に当てた。
その横顔が窓から射し込む太陽に照らされて、キラキラと輝いて見えた。
私はまた、黙って頷く。