「好き」「好き」「大好き」伝えたくて。~ライバルは親友~
次の日の1時間目が始まる前。私は絢香の席へ向かった。
「ほんとに昨日はありがとう!」
「あぁ、いいのいいの」
そして早速私が1番聞きたかったことを話し始める。
「絢香と高木くんって同じ中学だったんだね」
「あぁ、まあね」
1時間目の国語の教科書をリュックから引っ張り出しながら言う。
「中学ん時はクラスも3年間同じでだいぶ仲良かった」
へぇ……!同じクラスかぁ、いいなあ。
「それとね、アイツは……」
少し声のボリュームが下がる。
「めっっちゃくちゃモテてた」
も、モテてた……。ま、まぁそうだよね。だって高木くんは、かっこよくてスポーツもできて……。
「バレンタインの時とかやばかったなあ」
バレンタインかぁ……。どのぐらいチョコもらってたんだろう。
「どのぐらいもらってたと思う?」
「うーん……10個ぐらい?かなぁ」
すると絢香は目をまん丸にして首を横に振る。
「違う違う、全っぜん違う!バッグがパンパンになるまでもらってた」
「ええ!そんなにっ」
うーん、と絢香が上を向く。
「30個以上もらってるんじゃない?」
笑いながら言う絢香に対して私は固まる。
「ほんとに昨日はありがとう!」
「あぁ、いいのいいの」
そして早速私が1番聞きたかったことを話し始める。
「絢香と高木くんって同じ中学だったんだね」
「あぁ、まあね」
1時間目の国語の教科書をリュックから引っ張り出しながら言う。
「中学ん時はクラスも3年間同じでだいぶ仲良かった」
へぇ……!同じクラスかぁ、いいなあ。
「それとね、アイツは……」
少し声のボリュームが下がる。
「めっっちゃくちゃモテてた」
も、モテてた……。ま、まぁそうだよね。だって高木くんは、かっこよくてスポーツもできて……。
「バレンタインの時とかやばかったなあ」
バレンタインかぁ……。どのぐらいチョコもらってたんだろう。
「どのぐらいもらってたと思う?」
「うーん……10個ぐらい?かなぁ」
すると絢香は目をまん丸にして首を横に振る。
「違う違う、全っぜん違う!バッグがパンパンになるまでもらってた」
「ええ!そんなにっ」
うーん、と絢香が上を向く。
「30個以上もらってるんじゃない?」
笑いながら言う絢香に対して私は固まる。