「好き」「好き」「大好き」伝えたくて。~ライバルは親友~
どこで2人が知り合ったのか考えていると、高木くんが絢香の横から顔を出して、私のことを見てきた。


私の真っ赤な顔が見られる……!


とっさに両手で顔を隠す。


「さっきはごめんね、前見てなくてさっ……」


顔を隠していた手の隙間から高木くんのことを見る。


「いいえ、こちらこそごめんなさい」


高木くんと、初めて話せた……!


「藤原ぁ、また背伸びた?」


「気づいた?この間測ったら一年前より2cm伸びてた!自分でもびっくり」


えぇーっ!2cmも!私なんて止まっちゃったよ……。


私と同じで驚いている高木くんは絢香よりも背が高い。


「あのっ、2人はどういう関係で……?」
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