校庭桜、そこにはいつも光がきらめいていた
簡単に活動内容について説明されたあと、グループを決めることになった。
でも、残念ながら、先生が名簿を見て、男女比やクラスを考えながら、割り振っていくことになった。
結果、私のグループは、四人になった。
私、葉菜ちゃん、二組の涼太、そして、もう一人は…その顔を見たとたん、幼い頃の映像が鮮明に思い出された。
あのときの男の子だ。やっと、会えた。
名前は、虹川温(はる)。涼太と同じ二組で、涼太と同じくらいモテるらしい。
やっぱり、きれいな顔をしている。
思わず見とれていると、不意に振り向いた。
「なに?」
初めて聞いた、温の声。
とてもあたたかくて、安心するな…
ていうか、このグループすごくない?
だって、涼太も温も葉菜ちゃんも、みんなモテモテで超優等生。
私、もしかして浮いてる?でも、なんか楽しそう!
そう思いながらも、私の頭の中は、温のことでいっぱい。
なんで、あのとき泣いていたんだろう、何があったんだろう、次から次へと出てくる疑問。でも、本人に聞けるわけなんてなく、頭のなかには、はてなマークが消えない。
でも、残念ながら、先生が名簿を見て、男女比やクラスを考えながら、割り振っていくことになった。
結果、私のグループは、四人になった。
私、葉菜ちゃん、二組の涼太、そして、もう一人は…その顔を見たとたん、幼い頃の映像が鮮明に思い出された。
あのときの男の子だ。やっと、会えた。
名前は、虹川温(はる)。涼太と同じ二組で、涼太と同じくらいモテるらしい。
やっぱり、きれいな顔をしている。
思わず見とれていると、不意に振り向いた。
「なに?」
初めて聞いた、温の声。
とてもあたたかくて、安心するな…
ていうか、このグループすごくない?
だって、涼太も温も葉菜ちゃんも、みんなモテモテで超優等生。
私、もしかして浮いてる?でも、なんか楽しそう!
そう思いながらも、私の頭の中は、温のことでいっぱい。
なんで、あのとき泣いていたんだろう、何があったんだろう、次から次へと出てくる疑問。でも、本人に聞けるわけなんてなく、頭のなかには、はてなマークが消えない。