略奪的なその恋に、本気の愛を見つけた
***
その日は突然やってきた。
「俺、金曜日出張なんだけど、辻野さん定時で上がれる?」
「うん、今仕事落ち着いてるし大丈夫だと思う。」
「じゃあさ、舞浜駅で落ち合おう。」
「…どういうこと?」
江藤くんの言っている意味がさっぱりわからなくて、私は疑問の声を上げる。
「なんと、直帰を獲得しました!」
「…はい?」
江藤くんは例の取引先に出張に行くことが決まったのだけど、その日は金曜日でなおかつ直帰したいという希望を課長に直談判して、見事に獲得できたそうな。
で、先日仕事中に妄想した旅行を、本当に実行すると言うのだ。
ただし、二人揃って月曜を休暇にするわけにはいかないので、1泊のみの弾丸旅行だ。
えー!
本当に?
本当に旅行に行くの?
めっちゃ楽しみだしわくわくするよー!
その日は突然やってきた。
「俺、金曜日出張なんだけど、辻野さん定時で上がれる?」
「うん、今仕事落ち着いてるし大丈夫だと思う。」
「じゃあさ、舞浜駅で落ち合おう。」
「…どういうこと?」
江藤くんの言っている意味がさっぱりわからなくて、私は疑問の声を上げる。
「なんと、直帰を獲得しました!」
「…はい?」
江藤くんは例の取引先に出張に行くことが決まったのだけど、その日は金曜日でなおかつ直帰したいという希望を課長に直談判して、見事に獲得できたそうな。
で、先日仕事中に妄想した旅行を、本当に実行すると言うのだ。
ただし、二人揃って月曜を休暇にするわけにはいかないので、1泊のみの弾丸旅行だ。
えー!
本当に?
本当に旅行に行くの?
めっちゃ楽しみだしわくわくするよー!