敵役令嬢はラスボスに求婚される。
私は二人に、まぁ頑張れよと言われてシアロン団長と他の騎士たちと共にスーナンをたった。

途中、各々持ち場へ行くため少しづつ騎士の数は減っていき最終的には私と、シアロン団長だけになっていた。

空が、赤みを帯びてきた頃私達は王都についた。

私としては早くこの手紙の事を父と叔父に相談したいのだが、いささか準備が整っていないので今夜中に必要なものを作ろうと思っている。

「あの、団長。今日は私宿舎で休んでいいですか?用があれば呼んでくれていいので。」

わたし的に気をきかせたつもりなのだが団長からは、
ギロッと擬音のついた視線を頂いた。

「お前は私の雑用係、いわば駒だ。駒が主に命令をするな。お前は今日は、私の部屋で仕事と始末書で徹夜だ。早くしろ。」

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