敵役令嬢はラスボスに求婚される。
間髪入れずに答えると、シアロン団長は鬱陶しいといった目で私を見てきた。
「あ、シアロン団長。父………じゃなくって、ソランティア団長にはいつ会えますか?」
思い出したかのように尋ねる。
「…。それについてだが、こうなってしまった以上お前の持っている手紙と情報は、どのみち国王に報告しなくてはならない。ソランティア団長を介して話を出すよりも、手っ取り早いから謁見をすれば良い。」
団長が、サラリととんでもないことを口にした。
普通、王族との謁見など早々できることではない。
ましてや、国王など限られた人しか直接謁見することなど出来はしない。
社交の場にあまり出ない私は顔すらも見たことがないのだ。それに、国王に直接報告をしたとしてきちんとした対処をしてくれるだろうか。
「勿論、王にはきちんとご報告させてもらいます。ですが、まずは父と叔父に報告をして味方になってもらわなければ、議会での話し合いになったときに私は参加できませんので不利になってしまうかもしれません。まずは、味方を増やします!!」
「あ、シアロン団長。父………じゃなくって、ソランティア団長にはいつ会えますか?」
思い出したかのように尋ねる。
「…。それについてだが、こうなってしまった以上お前の持っている手紙と情報は、どのみち国王に報告しなくてはならない。ソランティア団長を介して話を出すよりも、手っ取り早いから謁見をすれば良い。」
団長が、サラリととんでもないことを口にした。
普通、王族との謁見など早々できることではない。
ましてや、国王など限られた人しか直接謁見することなど出来はしない。
社交の場にあまり出ない私は顔すらも見たことがないのだ。それに、国王に直接報告をしたとしてきちんとした対処をしてくれるだろうか。
「勿論、王にはきちんとご報告させてもらいます。ですが、まずは父と叔父に報告をして味方になってもらわなければ、議会での話し合いになったときに私は参加できませんので不利になってしまうかもしれません。まずは、味方を増やします!!」