代行秘書 ときどき レンタル彼女⁉
__紗和…?どした?疲れたよな、俺の代理で無理させてんのはわかってる。ごめんな?もう少しで戻るから……早く会いたいな
やっと……言ってくれた。
私も同じ事思ってる。
ずっと思ってるよ…!
__紗和?会ったらキスしような
__なっ!?バカ!!
大きな声で笑ってる。
誰かに聞かれていなかったかすぐに辺りを見渡した。
良かった…誰も居ない。
__毎日お前が頭から離れねぇよ…仕事になんないだろ、どうしてくれんだよ
__そんな事言われても……ていうかそんなの私も同じだし
__本当?
__本当……
__良かった……それ聞けて残りの日数頑張れるよ。あともう一踏ん張りでまとまりそうなんだ
__凄い…!さすがですね
__うまくまとまったら…また紗和にご褒美もらおうかな
__ご褒美!?
__真剣に考えとくよ
__ちょっと待って?私何も言ってない
__紗和にもご褒美あげるから何がいいか考えとけよ?
__え、私も!?いえ、いいです…大した事出来てないし
__頭フル回転で頑張ってくれてんだろ?大した事だよ、充分過ぎんだろ
どうしよう………幸せ過ぎてヤバい。
我慢しても口元がほころぶ。
__そんな嬉しそうに笑うなよ、マジ可愛い
__やめて、恥ずかしいから
__全然恥ずかしくねぇよ…俺は紗和が好きなんだな〜
__やめてってば…!
__ハハハ、この続きは会ってからな?
やっぱり…副社長は私の心拍数を極端に上げてくる天才だ。
ほんの束の間の充電時間ももう終わる。