代行秘書 ときどき レンタル彼女⁉

＿＿本当は私……ここの人間だってもう言えない事してる。私はお姉ちゃんみたいになれない……ごめんなさい



＿＿ん？ん？どういう事！？まさか何かに加担したの！？



＿＿違う……でも違反した……わかっていながらタブー犯したの……



＿＿紗和、それはつまり？はっきり言ってみな？ちゃんと言わなきゃ伝わらないよ？




＿＿ごめんなさい………ごめんなさい……私、クライアント好きになっちゃった……



＿＿紗和……ずっと悩んでたの？それ、わかってたから



＿＿えっ！？



＿＿表情見てたらわかるしもう時間の問題だなって思ってたよ？



＿＿え、え、えぇー！？



＿＿まぁ、でも違反は違反！処分は覚悟出来てんの？



＿＿はい……



＿＿ヨシヨシ。泣くほど好きになっちゃったんだね〜素直で良い子だ。やっぱりあの強引さに惹かれちまったか〜紗和にやらせるの危険な香りしてたんだよね〜



どうしよう……めちゃくちゃ嬉しいぞ？
紗和の気持ち…ちゃんと聞けたの初めてかもしんない。
でも処分って何だ？
紗和をどうするつもりだ？
不安が脳裏をよぎる。



＿＿そういう事なら仕方ない、上手く断っとくよ。で、普段どんな人なのよ？その副社長は。プライベートでも俺様なの？



お、俺様っ！？
俺様って何だ！？
ワガママ言いたい放題ってな奴か！？



＿＿見たまんまだよ…エヘへ



＿＿オイオイ、ちょっと今夜詳しく聞かせろ？え、何？もうやった？



＿＿な、何がっ！？



バカ、声裏返ってんじゃん紗和……
バレバレだろ。