代行秘書 ときどき レンタル彼女⁉



「え?じゃあ俺がレンタル彼女申し込まなきゃ男として見てくれてたって事!?」



一瞬考えて…「かもね」だって。
マジかよっ…!!
ただの遠回りじゃんか…!!



「あ、でも楽しかったよ?またサバゲーしようね」



「え?レンタルじゃなくても?」



「いいよ?ただし、キスが上手くなったらね」



なに、そのウィンク……ズキューン…!
可愛い過ぎる。
心臓バクバクしてヤバい。
そ、それ……また試してくれるって事?



「今はダメだからね?」



考えてる事全部お見通しなんだね。



「あ〜ぁ、また皆に見られちゃったじゃん。スイッチ入ったら一直線だね?周り見えないとか困るんですけど?」



一気に恥ずかしさが押し寄せる。
この後皆の前通るんだよね?
うわ、気まずい…!



「お騒がせしました」と深々と頭を下げる。
これほど恥ずかしかった事はない。
隣で乃亜さんも「申し訳ございませんでした」って一緒に謝るからスタッフもしどろもどろで。



「私の謝罪代行も高いよ〜?」と笑いに変えてくれる。
もう敵いません。
好きが止まらないので……このまま突っ走るけどいいですか?
諦め悪い奴なんで覚悟しててください。



俺やっぱり………



深山乃亜をオトします。








< 260 / 278 >

この作品をシェア

pagetop