【短】お返しは××
ああ…マジでどうしよう……このままだと私帰れないよ……


残念な事に現在私が立ってる場所からでは彼の近くを通らないと、出入口に行けないんだ。


幾ら読書に集中してるからって、さすがに人が傍を通ったら気づくに決まってる。


『何?オレ等の会話盗み聞きしてたの?………変態じゃん』


さっきまで久保君達が繰り広げてた会話は普通の芸能人や先生の話ばっかりだったけど、あらぬ誤解を想い人にされるのは嫌ぁーーーーっ!!


「仕方ない……久保君が下校する気になるまで、私も本でも読んで時間潰すか………」


こうなったのは、私の自業自得。
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