【短】お返しは××
そう自分を納得させて、手近にあったスツールを引っ張り寄せて座り込んだ。


久保君がいつまでいるかは分からないけれど、幸いトイレとかは大丈夫な私。


「だけどなるべく早く帰ってね……」


とりあえず目の前にあった分厚い小説を選び、私も読書タイムに突入した。


しかし…10ページ程読んだ所でつまらなくなり、本を閉じる。


チラッと久保君を盗み見するも、彼の方はまだ本に目を通してる最中だった。


「別の本探そうっと………」


でも私普段小説とかより、マンガとか雑誌派なんだよねぇ。久保君に見つからない範囲でいいの見つかるかしら?
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