ほんとうの私


“見るだけで1日○万円!”


はい、また怪しさ満点のやつです。
内容は男性のオ○ニーを鑑賞するだけ、というもの


何もせず見るだけで稼げる!
少し怖いけど、見るだけなら…



無知と若さというのは恐ろしい。
お金が必要な日までそんなに日数がなかったこともあり、早速面接に申し込んでしまった。


場所は都心部のそういうお店が多いエリア。
駅前は人が多く様々な騒音で
慣れていないと酔ってしまいそうなくらい


まだ都心に慣れていない私は
人混みにのまれ、迷いながら
そのお店が入っているであろうビルにたどり着いた。



一階は怪しいグッズのお店で
隣には古くて狭そうなラブホテル

すぐ近くにはたくさん人通りがあり、飲食店もちらほら見える。



意を決してエレベーターに乗ると、
カビ臭いようなタバコ臭いような匂いがする。

目的階で降りると普通のマンションのようなドアがあって、とくに目立つ看板はなかった。
確か表札か何かはあったかな?


このビルの作りは細いマンションのようだけど、
入っているのは風俗やスナックばかり。

多少ドキドキはしたがその時はあまり目に入っていなかったのと無知すぎたからか
そんなに緊張もしていなかった。



チャットの説明の時に訪れた店がマンションの一室だったこともあり、
この奥にお店があるのだろうと
多少警戒しつつも

いざ、インターホンを鳴らす…



(ピンポーン…)
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop