クールな西園寺くんと、婚約したら。
「連絡って?あれか、近々会いましょう〜とか」
「あぁ、実はそうなんだ……。今度の日曜日に」
良かった。
それくらいなら、適当に会ってちょっと話が合わない〜とか言って断ればいいし。
なんなら、向こうから断られる可能性だってあるわけだし!
気楽に行こうよ!そんなに深刻な顔されると、こっちまで不安になるっての。
「今度の日曜日って、三日後じゃん!何着ていこう……、お父さんたちも行くんだよね?さすがに一人じゃ心細いし」
昔から、色々と楽観的なところがあるけれど、今回はその部分に大いに助けられている気がする。
きっと、"許嫁と今度の日曜日に会う"なんて急に言われても、こんなにすぐに受け入れられるもんじゃない。
良かったね、お父さん!
私が楽観的ななんとかなる精神の娘で。
「愛莉、話はもっと深刻なのよ」
「え?」
「そのお父さんの元同僚、実は西園寺家の息子さんだったみたいで!!」
「西園寺家の……息子?」
「西園寺グループの今の社長さんだったのよ!つまり、愛莉の許嫁は……西園寺グループの次期社長なの!!」
ちょっと、待って?
いよいよ何を言われているのか分からない。
お父さんの元同僚が、今の西園寺グループの社長さんで。その息子が私の許嫁?
……そんな夢みたいなことがあるわけ、
と言うより、あってもらっちゃ困る。
「あぁ、実はそうなんだ……。今度の日曜日に」
良かった。
それくらいなら、適当に会ってちょっと話が合わない〜とか言って断ればいいし。
なんなら、向こうから断られる可能性だってあるわけだし!
気楽に行こうよ!そんなに深刻な顔されると、こっちまで不安になるっての。
「今度の日曜日って、三日後じゃん!何着ていこう……、お父さんたちも行くんだよね?さすがに一人じゃ心細いし」
昔から、色々と楽観的なところがあるけれど、今回はその部分に大いに助けられている気がする。
きっと、"許嫁と今度の日曜日に会う"なんて急に言われても、こんなにすぐに受け入れられるもんじゃない。
良かったね、お父さん!
私が楽観的ななんとかなる精神の娘で。
「愛莉、話はもっと深刻なのよ」
「え?」
「そのお父さんの元同僚、実は西園寺家の息子さんだったみたいで!!」
「西園寺家の……息子?」
「西園寺グループの今の社長さんだったのよ!つまり、愛莉の許嫁は……西園寺グループの次期社長なの!!」
ちょっと、待って?
いよいよ何を言われているのか分からない。
お父さんの元同僚が、今の西園寺グループの社長さんで。その息子が私の許嫁?
……そんな夢みたいなことがあるわけ、
と言うより、あってもらっちゃ困る。