Please Give Me Some More
それから何事もなく、バイトも終わった。






さっきぶつかった人、あんな人学校にいたっけ??





顔がよく見えなかったからわからなかったけど。








「柚子(ゆず)ちゃん。お疲れ様。今日はもう帰っていいよ。」



店長の咲さんが言った。




「はい、わかりました。」



「気をつけてね。送って行こうか??」



「いいですよ、そんな。家、ちかいですから。」



「そう。じゃぁ、気をつけてね。」


「はい。お疲れ様でした。」






あたしは沿う言って更衣室に戻って着替えを済ませ、裏口から外に出た。






「さっむぅ~。」



家へと歩き出した。








これからどんなことが起こるかなんてあたしは知らなかった。







この日が運命の日になるなんてね。
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