たぶん..初恋...だった。
しばらく沈黙が続いた。
たぶん2人ともお互いの距離がうまくつかめなくて、なんの話をしたらいいのか分からなくなったんだろう。
「…あのさ」
口を開いたのは私だった。
「ん?」
なんて優しい顔で聞き返してくれる。
「‥そのさ‥
ごめんね‥ずっとあのこと隠してて…」
一気にりゅうちゃんの顔が曇ってしまう。
それでも言わずにはいられなかった。大事な人だからこそちゃんと話さなきゃいけないと思った。
「‥ううん‥瑠美も言いづらかったのは分かるし‥
むしろ1人で誰にも話せなくて辛かったろ?
‥大事な時に頼れない幼馴染でごめんな」
「なんでりゅうちゃんが謝るの?」
どこまでも優しすぎるよ‥
「りゅうちゃんは何も悪くないじゃん!?
‥私はずっと甘えて頼ってばかりで‥
なのに変なところで遠慮して‥寂しくて‥それを埋めるために‥あんなことしちゃって‥
‥りゅうちゃんは‥そんな私のこと軽蔑しないの?
汚いとか思わない‥?」
するとりゅうちゃんは真面目な顔になって私の手を両手で包むようにして握った。
「‥アホか!
‥思うわけないじゃん‥瑠美は何があっても瑠美だしそれは絶対変わらないよ?
‥でも正直‥
‥俺の知らない瑠美をアイツは知ってると思うとすっげえ悔しい‥。
‥って俺ダッセェ‥」
こんな風に思ってくれる人がいてよかった、それってすごく幸せなことなんじゃないかとも思った。
「‥ダサくなんかないよ‥
‥ありがとう‥
って今日ありがとうしか言ってないね」
「‥ごめんよりありがとうの方がいいよ」
‥するとそのままりゅうちゃんの顔が近づいてきて、
唇が触れるまであとほんの数ミリのところで止まって、まるで嫌なら今逃げてとでも言うかのようだった。
‥ほんとに嫌だったらいくらでも拒むことはできたけど‥
でも‥私は拒まなかった‥
そのままりゅうちゃんと初めてキスをした。
一旦唇が離れると、
「好き」
そう一言つぶやかれ、またすぐ顔が近づいてくる。
りゅうちゃんのキスは優しくて少しだけ甘かった。
たぶん2人ともお互いの距離がうまくつかめなくて、なんの話をしたらいいのか分からなくなったんだろう。
「…あのさ」
口を開いたのは私だった。
「ん?」
なんて優しい顔で聞き返してくれる。
「‥そのさ‥
ごめんね‥ずっとあのこと隠してて…」
一気にりゅうちゃんの顔が曇ってしまう。
それでも言わずにはいられなかった。大事な人だからこそちゃんと話さなきゃいけないと思った。
「‥ううん‥瑠美も言いづらかったのは分かるし‥
むしろ1人で誰にも話せなくて辛かったろ?
‥大事な時に頼れない幼馴染でごめんな」
「なんでりゅうちゃんが謝るの?」
どこまでも優しすぎるよ‥
「りゅうちゃんは何も悪くないじゃん!?
‥私はずっと甘えて頼ってばかりで‥
なのに変なところで遠慮して‥寂しくて‥それを埋めるために‥あんなことしちゃって‥
‥りゅうちゃんは‥そんな私のこと軽蔑しないの?
汚いとか思わない‥?」
するとりゅうちゃんは真面目な顔になって私の手を両手で包むようにして握った。
「‥アホか!
‥思うわけないじゃん‥瑠美は何があっても瑠美だしそれは絶対変わらないよ?
‥でも正直‥
‥俺の知らない瑠美をアイツは知ってると思うとすっげえ悔しい‥。
‥って俺ダッセェ‥」
こんな風に思ってくれる人がいてよかった、それってすごく幸せなことなんじゃないかとも思った。
「‥ダサくなんかないよ‥
‥ありがとう‥
って今日ありがとうしか言ってないね」
「‥ごめんよりありがとうの方がいいよ」
‥するとそのままりゅうちゃんの顔が近づいてきて、
唇が触れるまであとほんの数ミリのところで止まって、まるで嫌なら今逃げてとでも言うかのようだった。
‥ほんとに嫌だったらいくらでも拒むことはできたけど‥
でも‥私は拒まなかった‥
そのままりゅうちゃんと初めてキスをした。
一旦唇が離れると、
「好き」
そう一言つぶやかれ、またすぐ顔が近づいてくる。
りゅうちゃんのキスは優しくて少しだけ甘かった。