私の使命は、人々の命を守り抜くことだ
平和になったこの地上にある小さな村に、私は兄と姉と暮らし始めた。私は、ふと気になったことを2人に聞いた。
「そう言えば、何で…私に黙っていたり、話し方などを変えていたの?」
「ガブリエラは記憶を失っていたし、話し方が変わっていたから。ランが『俺、話し方を変えるわ』て言っていたのよ」
姉がクスリと笑うと、ランが顔を赤くした。ふとレインのことが思い浮かんだ。レインは町を出る前に「僕は、僕の家族の元に変えるぞ」と言って、私たちとは逆方向へ歩いていった。レインも元気だと良いな…。
私は姉と兄に向かって満面の笑みを浮かべた。今日も穏やかな一日を過ごしている。