私の使命は、人々の命を守り抜くことだ
「…助かりました。ありがとうございます」
村の人々は一斉に頭を下げた。私たちは、嬉しそうに笑う人々を見つめていた。
「さぁ、今日は休みましょうか。明日の朝は早いからね」
私たちは、何も求めるわけではなく宿に戻った。そして、さっきのことを4人で話していた。
「…さっきの人々は、とても嬉しそうだった…あの顔がずっと見られたらこっちも嬉しいのだが…」
「…仕方ありませんよ、レイン。魔物が出てくるようになってから、安心して暮らせませんから」
「…魔物を退治し、平和にするのが私たちの仕事よ」
「明日には、あの城に着きそうだな」
私は、窓から見える城を見つめた。
「そうですね、とりあえず寝ましょうか」