堅物社長にグイグイ迫られてます
「ということは御子柴さんは自分の設計したマンションに住んでるってことですか?」
「まぁ、そうなるな。あのマンションを作った管理会社のオーナーとはもともと知り合いなんだ。で、そいつの依頼で全て俺の自由に設計していいと言われてデザインしたらその出来上がりがかなり気に入ってな。それに事務所からも距離が近いし、せっかくだから一部屋貸してもらって住むことにしたってわけだ」
「そうだったんですね」
それにしても、自分の設計したマンションが気に入って入居してしまうなんて。
「御子柴さんて本当に仕事が好きですよね」
これまでの話を聞いていて改めてそう感じることができた。
「そうだな。最初は父親に誉められたって単純な理由から始まったけど、建築の専門の大学に入ってからは学ぶことひとつひとつが面白かったし、建築会社に就職してからは俺のデザインした建物が実際に建つことにやりがいを感じた。今では建築家が俺の天職だと思ってる」
そう語る御子柴さんの横顔に私は思わず見とれていた。
「まぁ、そうなるな。あのマンションを作った管理会社のオーナーとはもともと知り合いなんだ。で、そいつの依頼で全て俺の自由に設計していいと言われてデザインしたらその出来上がりがかなり気に入ってな。それに事務所からも距離が近いし、せっかくだから一部屋貸してもらって住むことにしたってわけだ」
「そうだったんですね」
それにしても、自分の設計したマンションが気に入って入居してしまうなんて。
「御子柴さんて本当に仕事が好きですよね」
これまでの話を聞いていて改めてそう感じることができた。
「そうだな。最初は父親に誉められたって単純な理由から始まったけど、建築の専門の大学に入ってからは学ぶことひとつひとつが面白かったし、建築会社に就職してからは俺のデザインした建物が実際に建つことにやりがいを感じた。今では建築家が俺の天職だと思ってる」
そう語る御子柴さんの横顔に私は思わず見とれていた。