堅物社長にグイグイ迫られてます
「でも好きだって言われたんでしょ?」
「うん。でも……」
私は口を閉じるとそれ以上なにも言えなくなってしまった。
思い出せば思い出すほど御子柴さんからの告白が信じられない。かと言って御子柴さんに冗談を言われたわけでも、からかわれたわけでもないことは分かっている。きっと真剣に言ってくれたんだと思う。
それなのにどうして私は御子柴さんの告白を信じられなくて答えに迷っているんだろう……。
「よし!それじゃあこうしようよ」
黙り込んでしまった私に汐里が何かを思いついたように声を掛ける。
「これからブーケトスがあるから、雛子が私の投げたブーケを取れたら御子柴さんと付き合う。取れなかったら付き合わない。どう?おもしろくない?」
「え!?」
おもしろいとかおもしろくないとかじゃなくて。そんなことで告白の返事を決めてもいいの?
「いいじゃん。迷ってるなら“運”に委ねてみようよ」
汐里がいたずらっぽい笑みを浮かべてそう言った。
「うん。でも……」
私は口を閉じるとそれ以上なにも言えなくなってしまった。
思い出せば思い出すほど御子柴さんからの告白が信じられない。かと言って御子柴さんに冗談を言われたわけでも、からかわれたわけでもないことは分かっている。きっと真剣に言ってくれたんだと思う。
それなのにどうして私は御子柴さんの告白を信じられなくて答えに迷っているんだろう……。
「よし!それじゃあこうしようよ」
黙り込んでしまった私に汐里が何かを思いついたように声を掛ける。
「これからブーケトスがあるから、雛子が私の投げたブーケを取れたら御子柴さんと付き合う。取れなかったら付き合わない。どう?おもしろくない?」
「え!?」
おもしろいとかおもしろくないとかじゃなくて。そんなことで告白の返事を決めてもいいの?
「いいじゃん。迷ってるなら“運”に委ねてみようよ」
汐里がいたずらっぽい笑みを浮かべてそう言った。