堅物社長にグイグイ迫られてます
かけている途中でハッと気がついたけれどもう間に合わなかった。
お客様との大切な契約書はシュレッダーにかけられ半分が失われてしまった。しかも一番重要な印鑑が押してある部分。
集めてつなげればなんとかなるかも……!
なんて閃いてシュレッダーの蓋を開けてみるけれど、なんとかなりそうもなかった。当たり前か。そこにはシュレッダーにかけられたたくさんの紙が散り散りになって集まっていて、この中から必要な書類の欠片だけを集めるのは難しい。というか無理だ。
ミスをしたときにどうにかしてそれを隠せないか……と、つい考えてしまうのが私の悪いところだと思う。
「はぁ……」
思わずため息がこぼれてしまうけれど、自分が悪いのだから仕方がない。ここはしっかりと謝らないと。
きっとまた怒られるんだろうなぁ……。
そういえば午前中も職場内を急いで移動していたら何もないところで足がもつれて転んでしまった。その拍子で、抱えていた書類を床へ盛大にばらまいてしまい、上司に冷ややかな視線を送られた。
『お前はドジなんだから焦るな!ゆっくり動け!そしてしっかりと確認をしろ!』
そんな上司の怒鳴り声が聞こえた気がして、思わず身体がブルッと震えた。
お客様との大切な契約書はシュレッダーにかけられ半分が失われてしまった。しかも一番重要な印鑑が押してある部分。
集めてつなげればなんとかなるかも……!
なんて閃いてシュレッダーの蓋を開けてみるけれど、なんとかなりそうもなかった。当たり前か。そこにはシュレッダーにかけられたたくさんの紙が散り散りになって集まっていて、この中から必要な書類の欠片だけを集めるのは難しい。というか無理だ。
ミスをしたときにどうにかしてそれを隠せないか……と、つい考えてしまうのが私の悪いところだと思う。
「はぁ……」
思わずため息がこぼれてしまうけれど、自分が悪いのだから仕方がない。ここはしっかりと謝らないと。
きっとまた怒られるんだろうなぁ……。
そういえば午前中も職場内を急いで移動していたら何もないところで足がもつれて転んでしまった。その拍子で、抱えていた書類を床へ盛大にばらまいてしまい、上司に冷ややかな視線を送られた。
『お前はドジなんだから焦るな!ゆっくり動け!そしてしっかりと確認をしろ!』
そんな上司の怒鳴り声が聞こえた気がして、思わず身体がブルッと震えた。