堅物社長にグイグイ迫られてます
「お前なぁ。夕食を作ったって言うから珍しく気の利くことするなと思いきやさすが百瀬だ。やっぱりどこか抜けてんだよ」
「すみません。今から炊きます……えっと、この炊飯器はどう使うのでしょう?」
やたらとボタンがあるからどこをどう押せば普通に炊けるのかが分からない。さっきもこれでいいだろうと思って押したけれど炊けていなかったし。
「もういい。今から炊いても一時間はかかる」
「ですよね」
せっかくカレーを作ったのに肝心の米がないなんてまたドジをやらかしてしまった。どうして私はいつもこうなんだろう。
どこか抜けている、という御子柴さんの言葉が胸に突き刺さる。その通りだから反論できない。仕事中もプライベートもふとしたところで私はいつもミスをしてしまう。
「まぁそんなに落ち込むな」
御子柴さんの手が私の頭にポンと乗って思わずハッとなる。
「米ならいつでもすぐに食べられるように冷凍ストックしてるのがあるからそれを使えばいい」
「すみません。今から炊きます……えっと、この炊飯器はどう使うのでしょう?」
やたらとボタンがあるからどこをどう押せば普通に炊けるのかが分からない。さっきもこれでいいだろうと思って押したけれど炊けていなかったし。
「もういい。今から炊いても一時間はかかる」
「ですよね」
せっかくカレーを作ったのに肝心の米がないなんてまたドジをやらかしてしまった。どうして私はいつもこうなんだろう。
どこか抜けている、という御子柴さんの言葉が胸に突き刺さる。その通りだから反論できない。仕事中もプライベートもふとしたところで私はいつもミスをしてしまう。
「まぁそんなに落ち込むな」
御子柴さんの手が私の頭にポンと乗って思わずハッとなる。
「米ならいつでもすぐに食べられるように冷凍ストックしてるのがあるからそれを使えばいい」