堅物社長にグイグイ迫られてます
御子柴さんは冷凍庫からサランラップにくるまれ冷凍されているお米をふたつ取り出した。そして電子レンジで温める。それをお皿に盛ると、鍋の中に入っているカレーをよそう。お米ストックがあるなんてさすが御子紫さんだ。
「ほら、食べるぞ」
ダイニングテーブルの上にカレーの盛られたお皿を置いて席につく御子柴さん。私も御子柴さんの向かいのイスを引くと腰を下ろした。
御子柴さんはスプーンを手に取るとカレーをすくい口の中へ運んだ。もぐもぐと何度か咀嚼してからごくっと飲み込む。そしてまた口の中へカレーを運ぶ。それからもしばらくカレーを食べ進め、気がつくとお皿の半分があっという間になくなっていた。
「あの……」
その様子に私は恐る恐る声を掛ける。
「味、どうですか?」
そうたずねると御子柴さんはいったん食べる手を止めて私へ視線を向ける。
「味か?まぁ普通だな」
「普通、ですか」
「なに?それだと不満か。美味しいと言った方がよかったか?」
「いえ、そういうわけではなくて。マズイって言われなくてよかったなぁと思って」
「ほら、食べるぞ」
ダイニングテーブルの上にカレーの盛られたお皿を置いて席につく御子柴さん。私も御子柴さんの向かいのイスを引くと腰を下ろした。
御子柴さんはスプーンを手に取るとカレーをすくい口の中へ運んだ。もぐもぐと何度か咀嚼してからごくっと飲み込む。そしてまた口の中へカレーを運ぶ。それからもしばらくカレーを食べ進め、気がつくとお皿の半分があっという間になくなっていた。
「あの……」
その様子に私は恐る恐る声を掛ける。
「味、どうですか?」
そうたずねると御子柴さんはいったん食べる手を止めて私へ視線を向ける。
「味か?まぁ普通だな」
「普通、ですか」
「なに?それだと不満か。美味しいと言った方がよかったか?」
「いえ、そういうわけではなくて。マズイって言われなくてよかったなぁと思って」