letter to you
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バンドと称するよりも他にピタッとくるような表現ができないことがもどかしい。
曲ごとにパートチェンジが行われ、激しい時にはフレーズごとに入れ替わる。
一度もヴォーカルを執ったことのないメンバーがヴォーカルだったり、
どう聴いたってベース音なのにギター音と書かれていたり、
メンバーの人数でさえもあやふや。
器楽団だと称する人もいたけど、彼らは一貫としてバンドだと言っていた。
あんなにも多彩な表現ができるのは彼らがそんな体裁を保っていたからかもしれない。