🍓夫の溺愛(大学教授の場合。)

姑襲来

店の前まで来るとオバン連合の
顔が浮かぶが
¥、¥、¥チャリーン
皮肉言われて、なんぼ?
怒られて、なんぼ?

行きたくなーいの気持ちが大
しかし負けたくないの
根性がムクムクと起きてくる。


一人前になるまでは、
かじりついてでも頑張ろう。
オババ連合、解散させちゃる。

(_`Д´)_クッソォォォォォ!!BBAー

[奥様、ここのスーパーが
マンション
から一番近いですわ。」
そう聞こえて美奈は、
振り返った。

髪を結い上げ西陣織の
紺の淡い着物を来た、
50代後半の綺麗な目鼻立ちの
整った女性と、厳しい顔付きの、
家政婦さん風
な女性が売り出しの肉とは違う
お高い上カルビーや上タンを注文
していた。

社長が肉屋上がりの肉好きで
そこいらのバイヤーより
肉にうるさい。
ちょっとでも気に入らない
なら取引を停止する。

のせいかわからないけど 
肉の売れ行きは焼肉店より凄い
と思う。

勿論魚や野菜にもこだわり、
よそのスーパーより
価格的には高かったが
ハズレが無いため売れ行きは
上場だった。

「あら?奥様!ここのお肉は
なかなかの物 ですよ。
 ホルモンも、綺麗に洗ってあるし
 みずみずしく薄いピンク色です。

一郎太ぼっちゃまが、
お好きでした
から沢山買いましょう。」

一郎太坊ちゃま‥?!
と聞こえましたぞ!!

美奈は、また振り返り、
肉をジッとみっめる二人の
女性を(°°;)見てしまった。

ゴクッと喉をならすと美奈は、
検品してるフリをしながら
近寄り会話を聞いた。

「奥様、唐突ではなくて
坊ちゃまのお好きな
焼き肉を召し上がりながら、
^_^;お話をされて
くださいませね。

坊ちゃまは、独身貴族とか
おっしゃいまして
なかなか結婚は、渋って
おられますし‥」

「そうね…そうするわ
あの子結婚なんて
したくないって言うのよ。
来月、お見合いの日取りも
決まった事だし、
なんとしても引っ張り出し
て結婚させないと‥、」

『 エ~ッ!!
見合いの日取り??』
il||li マジでっ‼ il||li
一郎太、結婚を嫌がってるの~

ぁゎゎ
ぁゎゎ
『どーしょう。
入籍しちゃったよ!』

心は大パニツクしかもこの人
☞私のシュウトメェ~ ッスカ?

『こ、こえ~よ。
リ、リコン届け
取りにいったがいいレベル?!』

心臓バクバクしながら
ドギマギしてると

「高木さーん!
なにしてれのぉ
 早く早く、」
と呼ばれ我に返る。

そ、そうだ仕事中は、集中集中
後で考えよう。

そんな時こそ時間は、
足早に過ぎて
オバンのイジメも上の空
気にならなかった。

3時には終わると先生には
伝えてある急いで急いで、
兎に角急いで
アパートに帰る。

自転車を駐輪場に止めて
走る、走る。

「ゼーゼーゼ
((((ゼーゼ、ゼーゼ)))」

ドアノブを回して空かない。
「カ、カギ! カ、カギ!! 」

慌て過ぎて鍵穴に
上手く入らない。
5分くらい
カチャガチャカチャガチャ
なんとか部屋に入り
バックを放り投げ
スマホを取り出し
百武一郎太を押す。

「でて‥
   出て‥
   出て一郎太!困るのぉ~」

すぐブチッと切られた。
なにが起きてるの~!!
どうして出ないの~!!


ぺたんと座り込んで良く
考えてみる。

先生が婚姻届出してきたよね…
たしか‥
「美奈が決心ついたら
二人で出しにいこ う。 」
と言ったよね。

だから、一郎太を、
とられなうちに出した!
      駄目なの‥
これって結婚 詐欺??

ガタンとドアを開けて
市役所へ向かう。
バスに乗り継いで市役所へ着いた。

渡された緑色の紙は
彼の戸籍を汚して
しまったんだぞゴラア
と叱ってくる…。















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