🍓夫の溺愛(大学教授の場合。)
呆気にとられてる彼両親と彼、
&彼女を残し一流料亭を
熊ちゃんの包みを
ぶら下げて出て来た。


後ろから、一朗太が
追いかけて来たからバス停に
来たバスに飛び乗った。


次のバス停にバスがまった時すぐ
降りた。だって、今になって涙が
出て来たから‥

どこかわからない公園で、
ジュース
を買いサンドイッチを食べた。


夜まで暇つぶしした。
ぶらぶらと商店街を歩いたり
本屋さんによったり
大型電気店のマッサージ器で
ウトウトしたり
、映画を見たり。



映画の内容も分からない。


携帯が振るえるのに気づいて開くと
一朗太から、沢山きていた。
見るつもりもなく、着拒!

「もう関係なくない?
 何の用だよ。‥」


夜遅くマンションについた。

何故か、一朗太を探す自分に
嫌気もさした。
辛いけど、乗り越えるしかない。


風呂に入り髪を乾かす。
ふと一朗太が来る気がしたり、
窓辺のカーテンを開けたりして
彼を
待つ自分がいる。


あんな態度をとって
彼の両親に嫌われた。
彼の母親や、父親のあきれた顔が
目をつむると浮かんできた。


彼の戸籍を元の綺麗な物に
戻したいと


言われた。


それに関しては罪悪感もある。
それに関しては大賛成。
それは法律に従うつもり。


その日は静かに早めにねた。
嫌な日は早く終わりたい。


一朗太は、美奈の部屋の灯りが消
えるのを確かめると静かに車を
走らせた。





「一朗太さん?あの方は‥。」

「僕の妻にしたい人です。」

    「えっ!?」
「すみません京香さん。
 あの跳ねっ返りが
たまらないのです。
 愛しいのです。
 
 僕は、信用を失った。
 彼女を二度と手に入れられないの
なら
 ‥」


「 京香さん、僕はあなたと添い
遂げる気持ちはありません。」

京香は驚いた顔をしたが、あの時
様子の変わった一朗太が別人
のようで…
怖くも思えた。


一朗太は、ホテル前で彼女を
おろすと美奈を探し回った。

ずっと、ずっと、
彼女のサンドイッチは勿論食べる
つもりだった。料理をしなかった
彼女が僕の為に作ってくれてた
のには驚いた。

嘘をついた訳でもない。
約束通り2人で合ってはいない。
山田壮太も江崎もいた。

会食には両親も来る約束だった。
俺は美奈との約束は破ってはいない。
俺は嘘付きじゃない。

それを、それだけは言いたいんだ。





バリバリと煎餅‪🍘‬を噛み砕き
ながら美奈は泣いていた。
夏休みの計画はたくさんあった。
一朗太と、キャンプ
一朗太と、花火
一朗太と、海
一朗太と、旅行

ぜんぶパーだ…。

すっかり夏の予定が全部空になった。
 
 


 
 


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