卒業します
春人さんの言葉を信じて機嫌を直す。
「連休を使って、二泊三日で行こう。」
「春人さんは誰を誘うの?
もしかして……誠ちゃん??」
「嫌!
誠次は、誘わない。」
あまりに歯切れ良く『誘わない』って言うから
ケンカしたのかと聞いてみた。
「アイツ、顔だけは良いから誘わない。
俺より若いヤツは連れていかない。
夏苗ちゃんも内緒にしといてね!!」って。
学校であんなにモテてるのに、まだモテたいんだ。
クスクス笑って
「だったら誰を誘うの?」って聞くと
「山木先生と後藤君。」
ワァ!
山木先生は、ウチの学校の国語の先生。
桜ちゃんの大好きな人。
入学して直ぐ好きになって…………
もう少しで片思い歴三年目を迎える。
山木先生と春人さんは、高校時代の友達なんだって。
後藤君は、春人さんの病院の看護師さん。
まだ22歳の若い男の子なのに、良いのかなぁ?
「後藤君は、俺より目立つことを絶対しないからね!
だって、僕は雇い主だもん。」
主従関係を盾に、自分を有意にしようとする
あざとい春人さんに笑っていたら
「業者さんにチケットを貰ったんだけど………
女子高生を誘うって話してたら
近くに偶然いた後藤君が『僕も行きたい。』って騒ぎ出してね。
仕方ないんだよぅ~」
ホントは………
出会いの少ない後藤君を誘うつもりの、枚数だったんだろうけどね。
もしかしたら、山木先生も
桜ちゃんの気持ちに気づいてたから誘ったのかも。
「春人さんは、優しいねっ!」
からかうつもりなんてなかったのに
「はいはい、ありがとう!
それより、明日のテストは大丈夫なの?
あんまり悪いと、連れていかないよ。」
意地悪春人さんに
「だったらいいよ!
誠ちゃん誘って二人で何処かに行っちゃうもんね~」
「あぁ~分かった!
誠次は止めて~
テストが例え悪くても、僕がお父さんにお願いしてあげるから。
ねっ!分かった!!
誠次は絶対内緒だよ!!
約束破ったら、お尻に大きな注射するからね!」
「春人さんのエッチ!!」
テスト勉強を思い出して早々に電話を切り上げた。
「連休を使って、二泊三日で行こう。」
「春人さんは誰を誘うの?
もしかして……誠ちゃん??」
「嫌!
誠次は、誘わない。」
あまりに歯切れ良く『誘わない』って言うから
ケンカしたのかと聞いてみた。
「アイツ、顔だけは良いから誘わない。
俺より若いヤツは連れていかない。
夏苗ちゃんも内緒にしといてね!!」って。
学校であんなにモテてるのに、まだモテたいんだ。
クスクス笑って
「だったら誰を誘うの?」って聞くと
「山木先生と後藤君。」
ワァ!
山木先生は、ウチの学校の国語の先生。
桜ちゃんの大好きな人。
入学して直ぐ好きになって…………
もう少しで片思い歴三年目を迎える。
山木先生と春人さんは、高校時代の友達なんだって。
後藤君は、春人さんの病院の看護師さん。
まだ22歳の若い男の子なのに、良いのかなぁ?
「後藤君は、俺より目立つことを絶対しないからね!
だって、僕は雇い主だもん。」
主従関係を盾に、自分を有意にしようとする
あざとい春人さんに笑っていたら
「業者さんにチケットを貰ったんだけど………
女子高生を誘うって話してたら
近くに偶然いた後藤君が『僕も行きたい。』って騒ぎ出してね。
仕方ないんだよぅ~」
ホントは………
出会いの少ない後藤君を誘うつもりの、枚数だったんだろうけどね。
もしかしたら、山木先生も
桜ちゃんの気持ちに気づいてたから誘ったのかも。
「春人さんは、優しいねっ!」
からかうつもりなんてなかったのに
「はいはい、ありがとう!
それより、明日のテストは大丈夫なの?
あんまり悪いと、連れていかないよ。」
意地悪春人さんに
「だったらいいよ!
誠ちゃん誘って二人で何処かに行っちゃうもんね~」
「あぁ~分かった!
誠次は止めて~
テストが例え悪くても、僕がお父さんにお願いしてあげるから。
ねっ!分かった!!
誠次は絶対内緒だよ!!
約束破ったら、お尻に大きな注射するからね!」
「春人さんのエッチ!!」
テスト勉強を思い出して早々に電話を切り上げた。