夏の終わりとアキノソラ
「汐ちゃんが来てくれましたよ。」
おばあちゃんの声に、おじいちゃんはこちらをみて微笑んだ。
「こんにちは」
「さぁ、汐ちゃん。ここに座って。」
「うん、ありがとう」
促されるままに、私は座った。
「おじいちゃんも、元気そうだね。よかった。」
おじいちゃんは笑顔で頷く。もう、あまりしゃべることは少ないのだと、おばあちゃんが言っていたことがあった。
それでも、かなりおじいちゃんの体調は良いらしく、常にニコニコしていた。
「おじいちゃんも私も、汐ちゃんが来てくれると嬉しいんですよ。娘や孫なんかはみんな遠くへ住んでるから。」
「私も、自分の家族はみんな遠くに住んでるからおじいちゃんとおばあちゃんが居てくれて嬉しいよ。」
言いながら、自分の家族のことを思い出した。しばらく帰っていないから、今後暇をみつけて帰ろうかな、などと思った。
「どうぞ。」
「ありがとう、いただきます」
おばあちゃんがリンゴを差し出してくれたので、それを一つ手にとった。
おじいちゃんの病室は個室だ。
二人が住んでいる家もかなり大きいし、話し相手に私を雇ったりするくらいだからお金にも困っていないんだろう。
おばあちゃんの声に、おじいちゃんはこちらをみて微笑んだ。
「こんにちは」
「さぁ、汐ちゃん。ここに座って。」
「うん、ありがとう」
促されるままに、私は座った。
「おじいちゃんも、元気そうだね。よかった。」
おじいちゃんは笑顔で頷く。もう、あまりしゃべることは少ないのだと、おばあちゃんが言っていたことがあった。
それでも、かなりおじいちゃんの体調は良いらしく、常にニコニコしていた。
「おじいちゃんも私も、汐ちゃんが来てくれると嬉しいんですよ。娘や孫なんかはみんな遠くへ住んでるから。」
「私も、自分の家族はみんな遠くに住んでるからおじいちゃんとおばあちゃんが居てくれて嬉しいよ。」
言いながら、自分の家族のことを思い出した。しばらく帰っていないから、今後暇をみつけて帰ろうかな、などと思った。
「どうぞ。」
「ありがとう、いただきます」
おばあちゃんがリンゴを差し出してくれたので、それを一つ手にとった。
おじいちゃんの病室は個室だ。
二人が住んでいる家もかなり大きいし、話し相手に私を雇ったりするくらいだからお金にも困っていないんだろう。