夏の終わりとアキノソラ
「カズから深雪さんのこと聞いてます、すっごい好きだって!どうぞ、お幸せに!じゃあ、私はこれで失礼します。」
私はペコリと1つお辞儀をして、今後こそ水道へ向かって歩きだした。
「おい、汐!」
また、カズが私を呼び止める。もう限界だった。涙は溢れ出していた。こんな顔で、ふりむけない。
私は震える声を抑えて、そのまま振り返らずに言った。
「カズ!私、もう店には行かない。大将にもそういっておいてね。さよなら。」
手だけ振って、顔はみないで。またそのまま歩いた。
もう、今度こそさよならだ。私はもうふくすけへは行かない。
カズに会うことも、もうないだろう。
私はペコリと1つお辞儀をして、今後こそ水道へ向かって歩きだした。
「おい、汐!」
また、カズが私を呼び止める。もう限界だった。涙は溢れ出していた。こんな顔で、ふりむけない。
私は震える声を抑えて、そのまま振り返らずに言った。
「カズ!私、もう店には行かない。大将にもそういっておいてね。さよなら。」
手だけ振って、顔はみないで。またそのまま歩いた。
もう、今度こそさよならだ。私はもうふくすけへは行かない。
カズに会うことも、もうないだろう。