夏の終わりとアキノソラ
こんな時間だけど。一応大将にかけ直そうかな。居酒屋だし、店はまだやっている。
私は受話器をもち、番号をおした。
3コール目で大将の声がした。
「へい!居酒屋ふくすけです。」
「もしもし大将?、汐だけど。」
「おう、汐ちゃんか。留守電聞いたか?」
「うん。カズ、帰ってる?」
「まだ帰ってこねーんだよ、あのバカ。まぁ今日は日曜だからそんなに混まないけどよ。だからって一人じゃ大変なことでい。」
「私、今から手伝いにいくよ。」
カズが帰らないのは、私のせいかもしれないし、という言葉は飲み込んだ。
遅いからいい、と断る大将を押し切って、無理矢理電話をきった。どうせ眠れないからちょうどいい。
軽く鏡で顔と髪型をチェックし(一応接客だから気を使ってみる)、コートをきて、家をでた。
階段を下りて大通りまで歩くと、意外と簡単にタクシーに乗ることができた。
私は受話器をもち、番号をおした。
3コール目で大将の声がした。
「へい!居酒屋ふくすけです。」
「もしもし大将?、汐だけど。」
「おう、汐ちゃんか。留守電聞いたか?」
「うん。カズ、帰ってる?」
「まだ帰ってこねーんだよ、あのバカ。まぁ今日は日曜だからそんなに混まないけどよ。だからって一人じゃ大変なことでい。」
「私、今から手伝いにいくよ。」
カズが帰らないのは、私のせいかもしれないし、という言葉は飲み込んだ。
遅いからいい、と断る大将を押し切って、無理矢理電話をきった。どうせ眠れないからちょうどいい。
軽く鏡で顔と髪型をチェックし(一応接客だから気を使ってみる)、コートをきて、家をでた。
階段を下りて大通りまで歩くと、意外と簡単にタクシーに乗ることができた。