夏の終わりとアキノソラ
沈黙。
ほんの1分くらいだったんだろうけど、長い長い時間に感じた。
私が何も言えないでいると『俺さ、』とカズから沈黙をやぶった。
「深雪さんと付き合おうとおもう」
「ふーん。」
やっと絞った声で返事をする。
「そんだけかよ。」
と、カズが寂しそうに笑った。眉はまたさがっていた。
私は何も言えずにドアノブに手をかけて、ぐっと握って勢いよく扉をあけた。
扉をしめる直前。
「昨日はありがと。元気で。」
私の最後にでた言葉だった。カズに聞こえたかはわからない。表情も見えない。
最後にみたカズの顔が残像のように残ったけど、振り切るように急いで帰り、帰るとすぐ深い眠りについた。
ほんの1分くらいだったんだろうけど、長い長い時間に感じた。
私が何も言えないでいると『俺さ、』とカズから沈黙をやぶった。
「深雪さんと付き合おうとおもう」
「ふーん。」
やっと絞った声で返事をする。
「そんだけかよ。」
と、カズが寂しそうに笑った。眉はまたさがっていた。
私は何も言えずにドアノブに手をかけて、ぐっと握って勢いよく扉をあけた。
扉をしめる直前。
「昨日はありがと。元気で。」
私の最後にでた言葉だった。カズに聞こえたかはわからない。表情も見えない。
最後にみたカズの顔が残像のように残ったけど、振り切るように急いで帰り、帰るとすぐ深い眠りについた。