この恋に終止符を
そりゃ毎日一緒にいればそうか…



でも、カップルじゃない。



ただの幼馴染み。


俺はその幼馴染という壁に少し歯がゆさを感じてさえいる。



いつ子音がほかの男に取られてもおかしくない。



だって子音は美女だ。


美女で優しくて、少しかっこよさも混じっている彼女はとても完璧だ。



そんな彼女の隣にふさわしいのは俺しかいない。



はずなんだけどなぁ…




いろんなことを考えているうちに子音の準備は終わっていた。



「お待たせ、行こっ!」



子音は笑顔でそういう。



本当はギュッと抱きしめてから外に出たいというのが俺の本望なのだが一線を越えてはいけない。


子音が俺に見向きもしていなかったら引かれて終わりだから。
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