恋に気付いたとき
「ただいま〜」
…って言っても誰もいないか
両親は海外旅行中で冬休みの間この家は私1人。
さっきまでの重い雰囲気を思い出させるくらい冷え込んだリビング
テレビを付けてソファに倒れこんだ
「はぁ…」
大きなため息と共に身体の力が全部抜けて行く感覚がした。
ー
「ん…、寝ちゃってた…」
目を開け時計に目をやると夜中の1時だった
お腹空いたな…
自分でご飯作る気分じゃない
「寒っ!」
外に出ると、冷たい風が頬に触れた
コンビニまでは歩いて数分だ
ぼーっと空を見上げながら歩いた
ー南くんともっと話してみたかったな
どんな人だったんだろう