君からのヘッドフォン
No.1
「あのさ…俺。
深井のこと、好き」
彼、松下柊彩くんに呼び出された私は、昼休み、屋上に来ていた。
やけに至近距離で、ほんのり頬を赤く染めた松下くんは私にそういうと、私の目を見つめた。
「…声が、好きじゃない」
「へ…?」
どれくらい、静かな時間を過ごしたのかはわからないけど、私の第一声はそれだった。
ヘッドフォンに触れて、少し見上げがちにそう言った。
「声が、好きじゃないの。ごめん」
そう言って私はヘッドフォンを付け直して、屋上を出た。
深井のこと、好き」
彼、松下柊彩くんに呼び出された私は、昼休み、屋上に来ていた。
やけに至近距離で、ほんのり頬を赤く染めた松下くんは私にそういうと、私の目を見つめた。
「…声が、好きじゃない」
「へ…?」
どれくらい、静かな時間を過ごしたのかはわからないけど、私の第一声はそれだった。
ヘッドフォンに触れて、少し見上げがちにそう言った。
「声が、好きじゃないの。ごめん」
そう言って私はヘッドフォンを付け直して、屋上を出た。
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