君からのヘッドフォン
両耳に聞こえるのは、優しくて爽やかでいて、どこか甘い男の人の声。
砂原くゆり。それが彼の名前。
私が推してやまない、
推しても押し切れない声優様。
私はいわゆる声優オタクという部類になる。
くゆりさんだけを推し続けてもう5年になるのか、時間が過ぎるのは早い。
私がこの人を推し始めた経緯は…長くなりそうだからやめとこう。
私はこの人以外に興味がない。
否、この人と、友達と。
階段を降りて、自分の教室へ向かう。
少し伸びてきた髪を揺らして、小走りで。
この学校にいる唯一の友達の元へと戻る。
砂原くゆり。それが彼の名前。
私が推してやまない、
推しても押し切れない声優様。
私はいわゆる声優オタクという部類になる。
くゆりさんだけを推し続けてもう5年になるのか、時間が過ぎるのは早い。
私がこの人を推し始めた経緯は…長くなりそうだからやめとこう。
私はこの人以外に興味がない。
否、この人と、友達と。
階段を降りて、自分の教室へ向かう。
少し伸びてきた髪を揺らして、小走りで。
この学校にいる唯一の友達の元へと戻る。