君からのヘッドフォン
ダメだな、本当に。

オタクが止まらない。


軽やかな足取りでCDを予約した店まで行く。

こんなに楽しい国道は初めてだよ。

…国道に限らずだけど。


店に着いてすぐ、伊澄くんは本のコーナーで待ってると行ってくれたので急いでカウンターへ行く。

5分程度で受け取れて、棚を回って伊澄くんを探した。


伊澄くんを探していた。


「あ…」


どうしてこのダイングで…こいつを見つけてしまうんだろう。


「…深井」

「…松下くん」
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