君からのヘッドフォン
今の私に恋愛なんかできっこない。

だって…そんなの。


消化不良の初恋を


忘れることなんてできないから──────。





気づいたら、地面に倒れていた。

足りない頭で色々考えすぎたらしい。
力が入らない。

視界がぼやける。

意識が薄れていく。


声が聞こえた。

今は、聞きたくなかった声。

最後に宙に浮く感覚があった。

私は意識を手放した。
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