君からのヘッドフォン
No.10
意識が覚醒する。
うっすら目を開くと白い天井と、視界の端には心配そうに見つめる…松下くん。
「…まつ、したくん、」
「深井?おきたのか?大丈夫か?」
いつもとは違って早口でまくしたてる松下くん。
必死すぎでしょ。
それが面白くて、少し口元が緩む。
「ん、大丈夫。ありがと」
「そ…か。…調子悪いなら、誰にでも言えばよかったろ」
「調子悪い気は、してなかったんだよ。
松下くんのこと、考えすぎただけ」
うっすら目を開くと白い天井と、視界の端には心配そうに見つめる…松下くん。
「…まつ、したくん、」
「深井?おきたのか?大丈夫か?」
いつもとは違って早口でまくしたてる松下くん。
必死すぎでしょ。
それが面白くて、少し口元が緩む。
「ん、大丈夫。ありがと」
「そ…か。…調子悪いなら、誰にでも言えばよかったろ」
「調子悪い気は、してなかったんだよ。
松下くんのこと、考えすぎただけ」