君からのヘッドフォン
No.11
7月29日。夏休み。
私は、白のトップスにジーパンというラフな格好に身を包み、炎天下の中最寄駅の前で時計を見上げていた。
いつも通り、ヘッドフォンからはくゆりさんの声が聞こえる。
「わりぃ、寝坊した」
近くでそんな声が聞こえて、ヘッドフォンを外す。
「別にいいけど。わたしもさっき来たところ」
走ってきたのは、松下くん。
デートだっていうのにしっかり寝坊してくる肝の座り具合。
まぁ私もちゃっかりジーパン履いてきてるあたり、女子力も何も気にしてないんだけどさ。
私は、白のトップスにジーパンというラフな格好に身を包み、炎天下の中最寄駅の前で時計を見上げていた。
いつも通り、ヘッドフォンからはくゆりさんの声が聞こえる。
「わりぃ、寝坊した」
近くでそんな声が聞こえて、ヘッドフォンを外す。
「別にいいけど。わたしもさっき来たところ」
走ってきたのは、松下くん。
デートだっていうのにしっかり寝坊してくる肝の座り具合。
まぁ私もちゃっかりジーパン履いてきてるあたり、女子力も何も気にしてないんだけどさ。