君は僕のペット
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「 私も!」



ポニーテールを揺らしながらふわりと笑う竹内美羽ちゃん。




憧れていた普通の女子高生みたいで、嬉しくて頰が緩むのをなんとか抑えながら一緒に着替えて教室に向かう。






教室に戻るとまず最初に中村くんと目が合って首を傾げられる。
私も首を傾げ返すと近づいてきて口を開いた。




「 友達? 」


「 友達!私にも出来たの!」



友達が出来たって報告をしていると私と彼の間に割って入ってきた理沙ちゃん。



「 蒼くんよろしくねっ 」



「 はぁ 」



後ろでいた美羽ちゃんはため息をついて帰ろう。と苦笑いした。






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