君は僕のペット
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肩で息を整えながらその人物を見ると
さっきまで理沙ちゃんと話していた彼で





「 ほんと、勘弁して 」



少し不機嫌そうだった。






掴まれていた腕を離され空き教室の鍵を中から閉めた彼は私にジリジリと近づいてくる。




「 な、なに? 」



終いには壁に背中がついてしまい逃げ場がなくなってしまう。




「 …よかったのに。 」






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