ひだまりの詩


「うわーん、しらいしせんせいがー」



泣き出したももちゃんのまわりに

子どもたちが集まってくる。




「白石先生?どうしました?大丈夫?」


誰かが呼んだのだろう、

原田先生まで来てしまった。




私、迷惑かけてる。

どうしよう。せっかくの遠足なのに。

どうしよう、謝らなきゃ、ごめんなさい。




ヒュッ、ヒュー、ハッ、ハァッ、ハッ、



息が出来ない。


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