ひだまりの詩


その後は浅木先生たちによって

迅速に治療が進められた。



俺は手伝うことしか出来なかったけど、

なんとか危ない状態からは抜けられた。



「まさか、こんな所で会うなんてな。」


ICUでたくさんの管に繋がれた紗奈を

見ながら呟く。



俺のことを覚えているだろうか。

目覚めた時に俺を見て動揺しないだろうか。


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