太陽とツバメ 朝日side
俺は時雨朝日(しぐれあさひ)。

今、椿芽と一緒に俺の家に帰っているところだ。


椿芽は俺が中学校時代の時に出会った女の子だった。

俺は容姿から女からもモテて男からも気に入られていた。

初めの頃はそれが嬉しかった。でも時間が経つにつれて、みんなは本当の俺を見てくれていないことがわかったんだ。

みんな俺の容姿だけ。

本当の俺を見てくれているやつなんていない。
ずっとそう思っていた。


椿芽に会うまでは。

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