太陽とツバメ 朝日side
俺は気持ちを落ち着かせたくて公園に行ったんだ。

でもそこには先約がいた。

ベンチに座っていた女の子は泣いていたんだ。


いつもならそんなことは無視してほかのところに行くのに、この時は何故か足が女の子のところに動いたんだ。

自分でもびっくりした。

そして俺はいつの間にか女の子の前に来ていた。
俺に気がついた女の子は俺を見るなり怯えた表情をした。

…どうしてそんな顔をするんだ?

俺はこの子を救いたい。
そう思ったんだ。
< 2 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop