犬猿だったはずの同期を甘く誘惑したら
今ならなんでも言える気がする。
この愛おしい気持ちも、好きで好きで堪らない気持ちも。
「結菜。
絶対幸せにする。お前のその幸せそうな笑顔を絶やさないように頑張るから。
俺と付き合って?結菜。」
長年の思いが大きくて、さすがに告白するのはめちゃくちゃ緊張したけど、幸せそうに聞いてくれる結菜を見て、安心しながら伝えることが出来た。
「浅香。
私も。浅香のこと絶対幸せにするから。
.......よろしくお願いします」
結菜の言葉を待って、もっと先に進むために腰を引き寄せて、頬を手を当てた。
「やっと手に入った。
俺の一番欲しかった、大事なもの。」
そんな俺の言葉に見たこともねぇ程幸せな顔を向けてくれる結菜。
「結菜。愛してるよ」
驚く程に素直に出たその言葉はキスとともに結菜にじっくり伝えることができた。
今まで感じたどんな結菜の唇よりも甘くて、魅力的で、もっともっとその先が欲しくて堪らない。
「なぁ。結菜。
俺、お前のこと今すぐ抱きたい。
今から、俺んち来いよ。」
トロトロに蕩けきった顔をした結菜に俺は甘く誘惑した。