犬猿だったはずの同期を甘く誘惑したら
我慢が勝負の1ヶ月
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次の月曜日。
浮かれに浮かれまくった俺は、守屋の表情を見るのが楽しみすぎたのか、苦手なはずの朝もなんてことなくスッキリと早く目覚めてしまった。
やべぇなー。
土曜日守屋の姿を思い出しただけでニヤけが止まらない。
俺にもこんな幸運が訪れる日が来るなんて。
これまでの4年間も無駄じゃなかった。
なんて思いながらも、今後の作戦を再確認する。
そう。守屋が今の気持ちをどれだけ続けることが出来るのかは今日からの俺の態度にかかってる。
心理学的に、今まで押しに押してきた俺にとって、ここから1ヵ月ほど。守屋を我慢して身を引くことがかなり彼女の気持ちを引き寄せるのには効果的だと言われている。
1ヵ月か...。
我慢できるか?俺。
でも、それもこれも守屋を手に入れるためだ。と思ったら頑張れるような気がした。
さっそく出勤して、いつもの力ない挨拶から始める。
「はよー」
俺のそんな言葉に「お、おはよ、」と全く今までとは違う守屋の対応に若干デレてしまいそうになる俺。