犬猿だったはずの同期を甘く誘惑したら
そう思ってとりあえず、目に毒のものを視界から外すことに決めて俺は布団にくるまって守屋に背を向けた。
でも、後ろでゴソゴソという動いているであろう守屋が気になりすぎて眠れるわけもない。
気になって気になって仕方がなくてぱっちり冴えてしまった目に呆れながらも頑張って寝ようと目を閉じた。
それなのに、俺の努力も虚しく。
「キツイ〜.....
ねぇ〜。ブラのホック外して?」
なんてめちゃくちゃ色気ムンムンの守屋にそんなことを言われてしまって、
まぁ守屋に頼まれたし。とか適当な言い訳をつけて、ドキドキと高鳴る鼓動を必死で抑えながら振り返ってしまう俺。
まぁ、振り返るよなー。
だって、好きな女にそんなこと言われて。こんな美味しい状況で、こうならない男がいるわけがない。
色白の肌に、黒いセクシーな下着がかなり映えている背中が目に映った。
下心満載で視線を右に動かすと、お尻の部分がレースになっている下着が見える。
うわ。エロ...。
コイツ、マジで狙ってんじゃねぇの?
と思うくらい男ウケがよさそうな下着のチョイスになぜかちょっと妬けてくる俺。
これ、完全に誘われたって言ってもいいよな?
そーゆう言い訳作って、もう守屋のこと食ってもいいですか?
なんて神様に聞いてはみても、返答なんて帰ってくる訳もなく。
誰かに頼ることもできず、自分で深く考えた俺はとりあえず、守屋の要望通りにブラのホックを外してやった。
すると、気持ちよさそうに寝始めたようだったから、そのまま悪いものが何も俺の目に入らないように布団をバサッとしっかり掛けた。