犬猿だったはずの同期を甘く誘惑したら



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そして、それから間もなくして社内旅行はやってきた。



今日こそは守屋に話しかけて、少しは関係を修復したい。
あの日のことをまともに話せなくても、とりあえず、守屋の声、聞きてぇし。



とりあえず話しかけて、反応がよければ自由行動でも一緒に回れたらいい。



そう思いながら集合場所に向かった。




ずっと俺を避けまくってる守屋はいつも通り、待ち合わせ時間よりもだいぶ早く着いてたんだろう。



守屋が久しぶりにスカートを履いている姿が見えた。




そーいえば、俺、初めて強引にデートしたあの日、次はスカートが見たいって言ったっけな。




俺とのデートで。って意味だったけど、そんなことなんてもう忘れてしまったのかもしれない。




やっぱりスカートも似合う。
相変わらず、美人で綺麗な守屋。

あんなに近くにいたはずなのに、今ではその綺麗さは、余計に俺を遠ざけているような感覚になった。




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